【旅行業務取扱管理者】資格について 知っておくべき5つのこと【まとめ】

総合旅行業務取扱管理者

旅行業界で働く際にあった方が良い資格として『旅行業務取扱管理者』があります。でもこの資格について、どんな資格なの?難易度は?どんな種類があるの?など様々な疑問があるかと思います。

そこで資格に興味がある方やチャレンジする方にとって、試験勉強の第一歩目として旅行業務取扱管理者資格がどんなものかについて学んでいきましょう!

2021年7月20日現在、旅行会社勤務4年目で、令和2年に総合旅行業務取扱管理者資格を取得しためぐる(@meguru_ta_bi)が出来るだけわかりやすく解説していきます。

旅行業務取扱管理者 資格とは?

たびこ
たびこ

さっそくですが、『旅行業務取扱管理者』資格って何なんですか?

めぐる
めぐる

旅行業務取扱管理者は観光庁が所管している国家資格なんだけど、旅行商品を扱う営業所では、この資格保有者を、必ず1名は配置しなければならない決まりがあって必要となる資格なの。

たびこ
たびこ

わお、旅行業取扱管理者は国家資格なんですね!

  • 旅行業務取扱管理者は国家資格
  • 旅行業者は各営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任し、一定の管理及び監督業務を行わせることが義務付けられています。(旅行業法 第十一条の二) 

『総合』旅行業務取扱管理者と『国内』旅行業務取扱管理者の違い

たびこ
たびこ

国家資格なのは理解したんですが、総合や、国内って言葉がはじめに付いてるのですが、これってなんですか?

めぐる
めぐる

扱う事の出来る旅行商品によって旅行業務取扱管理者は3種類に分かれるの。それぞれ、『総合』、『国内』、『地域限定』よ

たびこ
たびこ

3種類あるんですね!

めぐる
めぐる

地域限定の旅行を取り扱うのであれば『地域限定旅行業務取扱管理者』、

それよりも広範囲である国内旅行を取り扱うなら、『国内旅行業務取扱管理者』、

そして海外旅行も取り扱うならば、今回詳しく説明する『総合旅行業取扱管理者』の資格保有者が必要になってくるわ。

取扱う旅行商品によって必要な資格が違う

  • 地域限定の旅行 を取り扱う
    • 地域限定旅行業務取扱管理者
  • 地域限定の旅行国内旅行を取り扱う
    • 国内旅行業務取扱管理者
  • 地域限定の旅行国内旅行海外旅行 を取り扱う
    • 総合旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者の資格のメリットについて

たびこ
たびこ

質問なんですが「旅行業務取扱管理者」資格を取ったらどんなことができるんですか?

めぐる
めぐる

まず、旅行会社を一人で開業することができるようになるわ。

開業しなくても、旅行業界で働くなら就職や転職にかなり有利な資格になるわ。

会社によっては、資格手当も付くしね。私は月に2万円の手当てをもらってるのよ

たびこ
たびこ

月に2万ってことは、年間24万!?
海外旅行に行けちゃーう!!

めぐる先輩
めぐる先輩

そうそう、仕事のためだけじゃなくて旅行好きの人にも

お勧めの資格よ。

旅行に関する知識が増えるし、日本各地はもちろん世界中の

観光名所にも詳しくなれるわ。

  • 旅行業界で働くなら就職や転職にかなり有利な資格
  • 旅行が好きな人なら旅行に関する知識が増える
  • JRなどの乗り物の運賃計算に強くなる

それぞれの旅行業務取扱管理者 資格の難易度について

たびこ
たびこ

素敵ー!旅行がもっと楽しくなりますね!
ところで、旅行業務取扱管理者の試験って難しいんですか?

めぐる
めぐる

3種類の旅行業務取扱管理者の資格の中で、試験範囲が広く最もハイレベルなのが総合ね。

私が受験した令和2年度の試験では、全科目受験での合格率は18%。難しい試験ではあるけど、楽しく勉強していけば必ず合格できるわ。

たびこ
たびこ

全科目受験ってどういうことですか?

めぐる
めぐる

一番難易度の高い、総合旅行業務取扱管理者の試験には、次の4科目があるの。
旅行業法及びこれに基づく命令(通称:業法
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款(通称:約款
国内旅行実務
海外旅行実務
一発で全科目の合格を狙う場合は、この4科目をすべて合格しないといけないわ

地域限定 < 国内 < 総合 の順で試験の難易度は上がる

合格率は18%程度で難しい(総合旅行業務取扱管理者)

旅行業法及びこれに基づく命令(通称:業法)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款(通称:約款)
国内旅行実務
海外旅行実務

使えば合格率UP!総合旅行業務取扱管理者 試験の免除制度について

たびこ
たびこ

難しそうな試験ですね。総合旅行業務取扱管理者の試験において『一発で全科目の合格』狙う以外の方法もあるんですか?

めぐる先輩
めぐる先輩

無理なく取得を目指せるように、色んな免除制度もあるのよ。

前年度の受験で『海外旅行実務』『国内旅行実務』が合格点に達していた場合、翌年度の受験に限り、合格点に達していた科目が免除になるの。

そして、国内旅行業務取扱管理者の資格を既に取得している場合は、『業法』と『国内旅行実務』が無期限で免除になるわ。

すでに旅行業界で既に働いている人は、『国内旅行実務』研修や『海外旅行実務』研修を受けることで、それぞれの科目が免除になったりね。

たびこ
たびこ

色んな方法があるんですね!

まずは国内旅行業務取扱管理者を目指すのもありかも?

めぐる
めぐる

そうね。総合の全科目受験の合格率は18%と低いけど、科目免除の人も含めた全体の合格率は30%~40%にまで上がるのよ。自分にあった方法で取得していくといいわ。

たびこ
たびこ

はい!ありがとうございます!

めぐる
めぐる

次回からは、総合の一発合格を目指す勉強法を伝授していくわね。

試験免除の3パターン

  • 前年度の受験で『海外旅行実務』『国内旅行実務』が合格点に達していた場合、翌年度の受験に限り、科目が免除
  • 国内旅行業務取扱管理者の資格を既に取得している場合は、『業法』と『国内旅行実務』が無期限で免除。
  • 旅行業界で既に働いている人は、国内実務研修や海外実務研修を受けることで、それぞれが免除

まとめ

いかがでしたでしょうか?総合旅行業務取扱管理者資格を取得するためには、『1発合格を目指す』もあり、国内旅行業務取扱管理者資格を取得や国内や海外の実務研修を受けたりして『免除科目を増やしながら合格を目指す』のもありですね。

しかし、どのコースを選択しようとも共通するのは、まずは挑戦するという決断をすること。そして、この試験がどういうものかを把握し、準備を整え、毎日コツコツ勉強することが大切です。

まずは勉強する前段階の準備として、次回は『申込⇒受験⇒結果発表』までどういった流れになっているのか分かりやすく解説していますので、まだの方はこちらの記事を参考にしてください。

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