旅行業界で働く際にあった方が良い資格として『旅行業務取扱管理者』があります。でもこの資格について、独学でいけるのかどうか気になるところかと思います。
そこで資格に興味がある方やチャレンジする方にとって、総合旅行業務取扱管理者の難易度がどの程度のものなのか?独学するならどんな参考書や方法がおすすめなのか?
今回も旅行会社勤務、令和2年に総合旅行業務取扱管理者資格を取得しためぐる(@meguru_ta_bi)が出来るだけわかりやすく解説していきます。
総合旅行業務取扱管理者 資格試験って独学で合格できるの?
ところで、この資格って独学でも合格できるんですか?
難しいって聞くと不安になっちゃって…
確かに、難易度高めの資格だから、通信教育を利用したり、この資格のみの受験対策を行っているスクールを利用する人もいるわ。
でも独学でも決して難しくはないのよ。実際に私も、仕事はもちろん、3人の育児や家事もしながら独学のみで合格できたのよ。
難しい試験なのに、なんでそんなことが可能なんですか?
それはね、前回説明した通り、この試験は全科目マークシートであること!
そして通常、難しいとされている試験の合格ラインが7割なのに対して、総合旅行業務取扱管理者の試験は合格ラインが6割であることがポイントね。
マークシートで、しかも6割が合格ライン!…いけそうな気がする!
・総合旅行業務取扱管理者の試験は、全科目マークシートで行われる。
・合格ラインが6割でOK
私が独学を決意した理由
私が独学を選んだ決め手は他にもあってね。
スクールに通うのは時間的に無理があるし、通信教育は受講料が高くて!
あわわわわ
受験料も結構するし、私の場合試験地が遠かったから泊りがけで行かなきゃならなくて、そっちにもお金がかかるし。
自分で勉強するんだから通信でも独学でも一緒だなって思ったの。
そうなんですね!実体験だから参考になりますね!
もちろん、もっと合格率を上げたい人や、余裕がある人には
スクールや通信教育もお勧めよ。
・スクールや通信教育は意外と授業料がかかるが、合格率を上げたい方にはおすすめ
・暗記するものも多く、自分で勉強することには変わりないので独学をおすすめ
勉強時間の確保
勉強時間の確保はかなり重要よ
勉強時間の確保はかなり重要です。私の場合、平日に時間が取れるのは、子供たちが就寝してからなので1時間~2時間。週末も日中は忙しいので、夜しか勉強時間は取れません。
そこで有効活用できるのが、仕事の合間。コロナ渦で隙間時間も多くあったので出来たことかもしれませんが、パンフレットを広げて隅々まで読んでみたり、空港名や都市名の2コード3コードを覚えたりしました。
独学するための準備
私も独学で頑張ってみようと思います!
でも何からどう始めればいいんですか?
まず、私が独学の際に使用した勉強道具から紹介していくわ
使用した勉強道具
- 参考書(最新版)
- 過去問題集(最新版で過去5年分)
- 過去問題集(5年前から更に過去5年分をメルカリで購入)
- 白地図(ネットからダウンロード)
- 地図帳(図書館から借りた)
- 単語帳
- JATAのホームページに掲載されている過去問を印刷したもの。
以上の7つよ。1つずつ解説してくわね
参考書(最新版)
当たり前だけど、参考書は必須ね。色んな参考書が書店には並んでるから迷うと思うけど、これと決めた1冊をとことんやることが大事よ。
まずは参考書を買うところからですね!
法改正等があるから、必ず最新の参考書を使うように注意してね。私が実際使ったもので、おすすめを紹介するわ。
過去問題集(最新版で過去5年分)
過去5年間の問題と、解説が詳しく書いてあるわ。JATAのホームページに過去問は掲載されているんだけど、解説がないの。だから1冊は購入が必要よ。
過去問題集(5年前から更に過去5年分をメルカリで購入)
私は5年分を解くだけでは不安だったから、更に5年分の問題集を中古で購入したわ。
白地図(ネットからダウンロード)
家にプリンタがある人はネットで探すと白地図が見つかるからダウンロードして使うといいと思うわ
地図帳
地図帳は値が張るので、図書館から借りるのがおすすめよ。もちろんスマホなんかでも調べられるけど、本としての地図帳はあると便利だわ。旅行業に携わる者として『単純にほしい』ってのもあるかもしれないけどね
単語帳
暗記をするには必須よね。
スマホのアプリなんかも探してみるのもいいかも?
JATAのホームページに掲載されている過去問を印刷したもの。
過去問を解くだけなら、先に案内した過去問題集で十分なんだけど、私は実際の試験形式に近い形で問題を解くことに慣れておきたかったの。線を引きながら問題を読んだり、ページをめくったりね。試験日が近くなってからでいいから、時間を計りながらやっておくべきだと思うわ。
独学の勉強法
綿密な計画を立てるよりも、勉強できる身体を作る
私の場合は、試験を受けようと思ったのが2月ごろだったから、2ヵ月で参考書を読み進めてみて、そこから過去問を解くスタイルを取ろうと思ったわ
それで、いけるもんなんですか?
綿密な計画を立てるよりもこの時期はざっくりと計画を立てるだけでいいと思うわ。それよりも毎日時間を取って『勉強する』ことに身体を慣らせながら進めることが大事よ
参考書を読み進める
分かりました。でも…参考書を読み進めるだけで…問題解けそうにないです。
もちろん、私も一通り読んだだけだから、ほとんど解けなかったわよ。そこでは正解することよりも、どんな形式で問題が出題されるのかを知ることが大切ね。
なるほどー!
参考書も過去問も、完ぺきに理解していなくてもOKです。一通りやることの方が重要です。
過去問を解く
そして、解いたら答え合わせをして、解説を読む。とにかくその繰り返し。そうしていくうちに、段々問題にも慣れてくるし、時間配分もわかるようになってくるわ。
なんだかワクワクしてきました!やれそうな気がします!
よかったわ。過去問を解くことで、どの問題がどれくらい、どのような形で出題されるのかを知るの。それを知ってからが、本当の勉強の始まりだった気がするわ。
過去問はひたすら繰り返しが重要
自分の得意、苦手を見つける
1科目目の業法、2科目目の約款は、参考書を読み進めていき、過去問をしてみた時に、これを繰り返していけば解けるようになるだろうと思いました。
それよりも私が重きを置かなければならないのは、3科目目の国内旅行実務と、4科目目の海外旅行実務だと知りました。ここからの勉強法は、今後詳しく記事にしていきますので、参考にしてくださいね。
・自分の得意、苦手を知る。そのためには、ひたすら『過去問』を解く。近道はない。
まとめ
独学の仕方をまとめてみました。いかがでしたでしょうか?独学の方法は人それぞれなので、こうした方が良いなど色々な意見はあるかと思いますが、1つの方法として参考にして頂けたら幸いです。
次回は、総合旅行業務取扱管理者資格を1発合格するために、業法からできるだけ丁寧に解説していきますので、是非こちらも参考にしてくださいね。