こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。
総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目②約款でよく出題される問題(特別補償規定)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。
前回の記事はこちらからお願い致します。
【総合旅行業務取扱管理者 約款】旅程管理、募集型企画旅行契約における責任【よく出る問題】
こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目②約款でよく出題される問題(旅程管理、募集型企画旅行契約における責任)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。前...
よく出題される問題(特別補償規定)
正解はdです。
たびこ
特別補償って何ですか?
めぐる
企画旅行参加中に、思わぬ事故に遭って傷害や損害を受けることがあるでしょ?それが旅行業者のせいじゃなくても、特別補償規定とういうので守られているの。詳しく説明するわね。
補償金などの支払い(特別補償規定)
旅行者の損害に対して、旅行業者の責任か否かを問わず、旅行者が企画旅行参加中に「急激かつ偶然な外来の事故によって傷害・損害を被った」ときには、特別補償規定で定めるところにより、補償金などを旅行業者が支払います。
補償金を支払う場合 | 支払金額または% | |
死亡補償 | 偶発的な事故により、事故の日から 180日以内に死亡した | 海外旅行2,500万円 国内旅行1,500万円 |
後遺障害補償 | 偶発的な事故により、事故の日から 180日以内に後遺障害が生じた | 程度により、死亡保障の3~100% |
入院見舞金 | 偶発的な事故により、医師の指示に 基づいて入院した | 入院期間6か月以上…20万円 3か月以上6か月未満…10万円 1週間以上3か月未満…5万円 1週間未満…2万円 |
通院見舞金 | 偶発的な事故により、医師の指示に 基づいて通院した | 1~5万円 |
携帯品損害補償 | 携帯品が盗難、破損、火災などにより 損害を受けた | 実損額で、旅行者1名15万円が限度。 3,000円以下の場合は支払われない |
補償金を支払わない場合
- 傷害事故の場合
- 旅行者・死亡補償金を受け取るべき者の故意
- 自殺行為・犯罪行為または闘争行為
- 無免許運転中または酒酔い運転中の事故
- 脳疾患・疾病または心神喪失
- 妊娠・出産・早産・流産または外科的手術
- 刑の執行または拘留・入監中に生じた事故
- 戦争・外国の武力行使等の暴動
- 放射線照射または放射能汚染
- 国内旅行での地震・津波・噴火
- 反社会的勢力に関係する者である場合
- 企画旅行の日程に含まれていない以下の行為
- 山岳登はんなどの危険な運動
- 自転車・原付自転車等による競技・競争等
- 路線航空機以外の航空機操縦
- 携帯品の損害の場合
- 旅行者または世帯を同じくする親族の故意
- 携帯品のきず・欠点、自然消耗、変色
- 携帯品の置忘れ・紛失(置き引き、盗難は支払われる)
- 反社会的勢力に関する者である場合
- 細菌性食物中毒
- ムチウチ症または医師にもわからない腰痛の場合
損害補償の対象とならない携帯品
- 現金、小切手その他の有価証券、印紙、切手など
- クレジットカード、クーポン券、航空券、パスポート等
- 設計書、図案、帳簿など
- 船舶、自動車、原付自転車など
- 山岳登はん用具、探検用具など
- 義歯、義肢、コンタクトレンズ等、身体に装着するもの
- 動物および植物
- その他旅行業者があらかじめ指定するもの
めぐる
前回学習したように、旅行者が偶発的な損害を被っても、旅行業者に故意や過失がなければ、旅行業者の責任は問われないの。
たびこ
でもそれって旅行者にとってはなんだか。。。
めぐる
そうよね。旅行者にとっては、全てを旅行業者に託している感覚でしょ?それに応えるべく制定されたのが、この特別補償よ。
たびこ
なるほど!どちらの責任とも言えない部分を守ってくれるんですね!
まとめ
特別補償では規定が細かく決められているから、補償の金額等の数字もしっかり覚えておきましょう。
次回は、変更補償金についてです。
【総合旅行業務取扱管理者 約款】変更補償金の支払いと例外【よく出る問題】
こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目②約款でよく出題される問題(変更補償金)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。前回の記事はこちらからお願い致します。よく