【総合旅行業務取扱管理者 約款】団体・グループ契約、手配旅行契約【よく出る問題】

約款

こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。
総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目②約款でよく出題される問題(団体・グループ契約、手配旅行契約)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。

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【総合旅行業務取扱管理者 約款】変更補償金の支払いと例外【よく出る問題】
こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目②約款でよく出題される問題(変更補償金)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。前回の記事はこちらからお願い致します。よく

よく出題される問題(団体・グループ契約)

旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 令和元年度出題

問13. 受注型企画旅行契約における団体・グループ契約に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
a. 旅行業者は、契約責任者と申込金の支払いを受けることなく契約を締結する場合には、契約責任者にその旨を記載した書面を交付するものとし、当該契約は、旅行業者が当該書面を交付した時に成立する。
b. 契約責任者は、旅行業者が定める日までに、構成者の人数を旅行業者に通知しなければならない。
c. 団体・グループの構成者は、契約責任者の承諾を得て、契約上の地位を第三者に譲り渡すことができる。
d. 旅行業者は、参加する構成者の数が、契約書面に記載した予定人員に達しなかったときは、契約書面に記載した日までに旅行を中止する旨を契約責任者に通知して、旅行開始前に旅行契約を解除することができる。

正解はaです。

旅行業者が団体・グループの手配を行う際の代表者は、契約責任者であり、その旅行者集団の契約締結に関する一切の代理権を有しているものとみなし、以下により進行します。

  1. 旅行業者は代表者と契約を結び、個々の集団構成者とは結ばない。
  2. 契約責任者は、旅行業者が定める日までに、構成者の名簿を提出するか、または参加人数を通知しなければならない。
  3. 契約責任者が構成者に対して負っている債務や義務については、旅行業者は負うものではない。
  4. 契約責任者がその旅行に同行しない場合、あらかじめ契約責任者が決めた構成者を契約責任者とみなす
  5. 申込金の支払いを受けないで契約を成立させることがありますが、この場合はそのことを記載した契約書面を交付する。
  6. 変更の申し出があった場合、可能な限り応じ、旅行代金の増減が発生した場合は構成者に帰属する。
  7. 添乗員による添乗サービスの提供もある(有料)。時間帯は原則、8時から20時
たびこ
たびこ

申込金の支払いを受けないで契約成立ってどんな時ですか?

めぐる
めぐる

お得意様の団体旅行とかが代表例ね。

たびこ
たびこ

なるほど。柔軟な対応が出来るようになっているんですね。

よく出題される問題(手配旅行契約)

旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 令和元年度出題

問15. 手配旅行契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
a. 旅行業者は、手配するすべての旅行サービスについて乗車券類、宿泊券その他の旅行サービスの提供を受ける権利を表示した書面を交付するときであっても、契約書面は交付しなければならない。
b. 旅行業者が善良な管理者の注意をもって旅行サービスの手配をしたときは、手配旅行契約に基づく旅行業者の債務の履行は終了する。
c. 旅行業者は、契約責任者からの求めにより、団体・グループに添乗員を同行させることがあるが、添乗員が行う添乗サービスの内容は、原則として、あらかじめ定められた旅行日程上、団体・グループ行動を行うために必要な業務である。
d. 手配旅行契約は、旅行業者が旅行者の委託により、旅行者のために代理、媒介又は取次をすること等により、旅行者が旅行サービスの提供を受けることができるように、手配することを引き受ける契約をいう。

正解はaです。乗車券類、宿泊券その他の旅行サービスの提供を受ける権利を表示した書面を交付するときには、契約書面を交付しなくてもいいと定められています。

たびこ
たびこ

手配旅行って、具体的に言うとどんなものですか?

めぐる
めぐる

企業などの出張旅行がイメージしやすいわね。

たびこ
たびこ

新幹線で行って、ホテルに泊まって帰ってくるって感じですか?

めぐる
めぐる

そうそう。手配旅行は、運送・宿泊機関等を旅行者が利用できるように手配するもので、運送機関等の料金そのものに旅行業者の儲け分を上乗せすることはできないの。

たびこ
たびこ

なら、儲けなしってことですか?

めぐる
めぐる

それじゃ仕事にならないから、企画旅行とは違って、取扱手数料を収受して儲け分を確保するのよ。

たびこ
たびこ

なるほど!手配旅行の仕組みがわかってきました!

手配を終えたら

旅行業者は、善良な管理者の注意義務により旅行サービスの手配をしたときは、手配旅行契約に基づく旅行業者の債務の履行は終了します。

したがって、満員・休業・条件不適当などの事由などで、旅行者の委託した旅行サービスが提供できなくても、手配債務を果たしたことになり、旅行者は旅行業者に対して所定の取扱料金を支払わなければなりません。

まとめ

今回は、団体やグループにおける契約や、手配旅行について学びました。

理解しやすい分野だと思いますので、確実に点に結び付けましょう。

次回は、旅行相談契約、渡航手続代行契約についてです。しっかり学びましょう。

【総合旅行業務取扱管理者 約款】旅行相談契約、渡航手続代行契約【よく出る問題】
こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目②約款でよく出題される問題(旅行相談契約、渡航手続代行契約)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。前回の記事はこちらから