こんにちは。めぐる(@meguru_ta_bi)です。
今回は前回に引き続き、総合旅行業取扱管理者の試験を受けるにあたって、基本となる科目①業法でよく出題される問題(営業保証金、旅行業取扱管理者、旅行業務の取り扱いの料金)を過去問を基にポイントをお伝えしていきます。
前回の学習内容は以下からお願いいたします。
こちらも毎年出題されていますので、すべて解けるようにしましょう。
よく出題される問題(営業保証金)
営業保証金 を分かりやすく一言で教えてください!
社長いわく『人質・・・』と言っていたわ
社長…切実ですね!
営業保証金とは?
営業保証金とは、「旅行業をまじめに、お客様に迷惑をかけないように営業します」と約束して、もしもの時のために関係各社に迷惑をかけないようにするためのお金です。旅行業者が倒産した場合も旅行者(お客様)はこの保証金により救済されます。
この問題の正解はbです。現金以外にも国債証券等での供託も可能です。
営業保証金の供託の額や、届け出の期日なども決められていますので、正確に覚えましょう。
営業保証金と弁済業務保証金分担金 について
第一種旅行業 | 第二種旅行業 | 第三種旅行業 | 地域限定旅行業 | |
---|---|---|---|---|
基準資産額 | 3,000万 | 700万 | 300万 | 100万 |
営業保証金 | 7,000万 | 1,100万 | 300万 | 15万 |
弁済業務保証金分担金 | 1,400万 | 220万 | 60万 | 20万 |
何やら見慣れない表が。これって何ですか?
営業保証金と、弁済業務保証金をまとめた表よ。例えば、第ニ種旅行業を開業したい!と思ったら、基準資産額として700万円、営業保証金(もしもの時のために)で1,100万円も用意しなさいってことね。だから第二種旅行業を開業する場合は、合計1,800万円用意する必要があるわ
旅行業を始めるには、たくさんお金が必要なんですね…
そうね、でもJATAやANTAに入会すると、営業保証金の代わりに弁済業務保証金分担金の額を用意すればいいわ。 つまりさっきの例の第二種旅行業を開業する場合は920万(700万+220万)でよくなるわ
なるほど!
弁済業務保証金分担金は営業保証金の5分の1の金額と覚えとくように。
- 旅行業の登録の通知を受けた日から「14日以内」に供託の届出までの手続きを行わなければならない。
- 旅行業者は毎事業年度終了後、100日以内に旅行者との取引額を登録行政庁へ報告をしなければならず、その金額によって営業保証金の額が増減する。
よく出題される問題(旅行業務取扱管理者)
正解はcです。
下に旅行業務取扱管理者の10の職務まとめましたので、覚えておきましょう。
- 旅行に関する計画の作成
- 取扱料金の掲示
- 旅行業約款の掲示及び備置き
- 取引条件の説明
- 契約書面の交付
- 適正な広告の実施
- 企画旅行の円滑な実施のための措置(旅行管理)
- 旅行に関する苦情の処理
- 契約締結の年月日、契約の相手方その他の契約の内容に係る重要な事項についての明確な記録又は関係書類の保管(記録の保管)
- 取引の公正、旅行の安全及び旅行者の利便を確保するため必要な事項として観光庁長官が定める事項
10項目は、太文字部分から暗記していって、文面を思い出せるようにしてね!
よく出題される問題(旅行業務の取扱料金)
取扱料金は、契約の種類および内容に応じて、定率、定額、その他の方法により自社で定め、旅行者に見えやすいように営業所に掲示しなければならないと、定められています。
旅行業務の取り扱い料金の問題ね
つまり、旅行会社が独自で手数料決めれるってことですね?
そうよ、それを店内に掲示しておけばいいの。
難しく考えなくていいんですね!
まとめ
今回も、よく出題される問題について見ていきました。覚える内容が多くて大変だと思いますが、どれも大事な内容で、毎年出題されている問題です。確実に点を取れるようにしましょう。
次回は『取引条件の説明』、『契約書面』、『外務員』のよく出題される問題を解説していきますので、こちらからご覧ください
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